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ぼへ猫通信(355) さよならハート [さよなら]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます!

今回は、会えなくなった公園の♡に、さよならを。

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背中に♡をのっけた女の子・シロッチは、2009年5月、3兄妹のひとりとして生まれた。

 

それは、みんなの避妊にとりかかった頃で、3兄妹は、公園で生まれた最後の子猫たち!

おヒゲのお母さんに守られて、ふさふさ長毛のフサッチと、片眼の弟クロッチと、

いっしょに元気に暮らしていたけれど、シロッチは、6歳になった頃から、

口内炎か歯肉炎か、口の中が痛くなる病になって、ゴハンをうまく食べられなくなった。

 

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その病は、父猫だと思われるアイゾウくんと同じ症状で、アイゾウくんは、

口が痛みはじめてから3年ほどで命を落とすことになったから、この子もどうだろう、と

心配していたのだけれど、シロッチは、痛みがひどい時期は食べられなくなるものの、

すこし痛みがやわらぐ時期は、一生懸命ゴハンを食べて、がんばっていたのだ。

 

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それでも「食べられない」という状況はキビしくて、シロッチの体力は

じわじわと落ちていったのだと思う。 ・・・それは、背中の♡のようすにも現れていた。

私は、しばしばシロッチの、キュートな背中の♡を撮ったけれど、病を患ってからは、

くっきり黒かった♡の輪郭もぼやけてしまって、痩せた背中が、しんみりと寂しい。

 

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シロッチの最後の♡を撮ったのは、昨年の9月2日。

去年の夏は毎日とても蒸し暑くて、人間にも猫にも、身体にこたえる気候だったと思う。

口の痛みもあって、食欲もなく、シロッチは、切なくなるほど痩せてしまった。

でも、どうしてやることもできない。。 この子は、触ることもできないからだ。。

 

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この写真を撮った2~3日後から、シロッチは、朝ゴハンに顔を見せなくなった。

私たちは毎日、シロッチが居そうな場所を呼んで歩いたけれど、それ以来ずっと姿を見ない。

・・・天に召されたかな、と思う。もしも、そうなら、もう痛みに苦しんだりはしてないね。

 

2度と会えないかな、と思ったのは、ちょうど秋のお彼岸の頃・・・ 呼んで歩いていた場所に、

ふと、白い彼岸花を見つけた。 ・・・なんだか、シロッチが、そこで咲いたような気がした。

今年も、また同じ場所に白い彼岸花が咲いたら、シロッチの行方を、尋ねてみようと思う。

 

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背中に♡のシロッチは、毎年、バレンタインデーの主役になってくれた子。ほんとうはバレンタインに「さよなら」を

言ってやりたかったのだけれど、今年はちょっと忙しくて、シロッチのためにお話を書く余裕がなかったのです。

だから、ホワイトデーの前に、ちょっと切ない♡のお話。。大切な誰かを愛おしく想う日になりますように。

 

 


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ぼへ猫通信(328) 舞台を降りた千両役者 [さよなら]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
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今回は、公園の千両役者・隈取さまに、さよならを。

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隈取さまは、公園に集まる猫のなかでも、最古参のひとり。

写真↑の通り、眼光するどい二枚目で、歌舞伎役者の風格もあり、隈取さまと名づけた。

 

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私が、公園猫たちの写真を撮りはじめた頃は、最古参とはいえ、まだまだ血気盛んで、

公園のドン・大ちゃんと、荒くれ者同士、つるんで幅を利かせていたけれど、

人や猫とうまくやれる大ちゃんと違って、隈取さまは、他を寄せつけない一匹狼タイプ。

毎日ゴハンを食べにきても、ニンゲンどもに心は許さじ!!! お皿を差しだす私たちにさえ、

まるで大見得を切るみたいに、睨みをきかせてくれた・・・ そんな隈取さまも、去年から

だんだん姿を見せない日が続いて、今年のお正月を最後に、もう一度も見かけていない。

 

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隈取さまは、公園脇にあった、ちいさな喫茶店のお庭を根城にしていた、風来坊。

そこは定年後のご主人が自宅を改装して、奥さまとはじめられたお店で、公園からの入口に

立てられた手づくり看板の下で、隈取さまが、文字通りの看板猫を勤めていたりしたけれど、

そのご主人も「お正月過ぎから、もう、帰ってこなくなっちゃった」とおっしゃる。

・・・年齢は、よく分からないけど、15歳は過ぎていたと思うので、おそらく・・・

喫茶店のご夫婦も、この夏、お店を畳んで、もっとのんびりした街へ引っ越してしまわれた。

 

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ところで、隈取さまには、カンちゃんという兄弟がいた。・・・似てる? どうかな?

カンちゃんも同じお庭で面倒を見てもらっていたから、公園には、そんなにゴハンを

食べに来なかったけれど、こっちは人懐こい子で、ときどき私たちに挨拶しに来てくれた。

そんなカンちゃんも、もう4年ぐらい前に先だってしまって。。。

 

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隈取さまとの別れを「追悼」にすべきかどうか迷ったけれど、もしかしたら、まだどこかで

ニンゲンどもに大見得を切っていれば、うれしいなって思うから、「さよなら」で見送ろう。

隈取さまとカンちゃんの兄弟が、どうして喫茶店のお庭で暮らすようになったのか・・・

ちょっと泣かせるお話は、こちらに→ 25話 カンちゃんのクリスマス」

 

 

 


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ぼへ猫通信(267) ウーちゃんのいない春 [さよなら]

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今回は、3年前にいなくなっちゃった、ウーちゃんへの“さよなら”

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今年も春になって、また、ウーちゃんを思い出している。

ウーちゃんが、早春のある日、ふと公園に来なくなって、それからもう3年も過ぎちゃった。

 

ウーちゃんは、それはそれは、愛おしい猫で、

公園で過ごす「朝ゴハンの時間」を、心から楽しんでいるように見えた。

お腹いっぱいになったあとも、みんなのように、さっさと自分のねぐらに帰ったりしないで、

陽ざしあふれる原っぱで、楽しそうにコロコロと、よく遊んでた。

 

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そしてまたウーちゃんは、公園を訪れる人たちと、ぼへ猫をつなぐ、親善大使もつとめてた。

ちっちゃな子供も、猫に触りたいお姉さんも、おそるおそるのお父さんも!!!

みんな、ウーちゃんの頭や背中を撫でて、なかよしになれた。

 

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そんなに公園を楽しんでいたようなのに、ウーちゃんは、なぜ顔を見せなくなったんだろう・・・

3年前の冬、ウーちゃんは、それまでずっと居場所にしていた、公園となりの空き地を出て、

どうやら、すこし離れた、お家が建ちならぶエリアにお引っ越ししたようすだった。

そのあたりでゴハンを出してもらっていたのかもしれない・・・

公園の朝ゴハンにやってくる頻度が、3日に1度になり、1週間に1度になり・・・

そして2012年の桜が咲く頃には、ウーちゃんは、とうとう顔を見せなくなってしまった。

 

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いまも、公園レストランのみんなが、ウーちゃんに帰ってきてほしいと思っている。

ウーちゃんのいない公園は、どこかしら穴が開いたようで、ときどき、ふと寂しくなるのだ。

でも、あんなに人なつこくて愛らしいウーちゃんだもの・・・

新しく見つけたお宅の庭先レストランで、愛嬌をふりまいてるのかもしれない、と思う。

また、どこかのお宅で、ちゃっかり飼い猫になっているのかもしれない、とも思う。

そんな風にしあわせに暮らしているのなら、帰ってこないほうがいいのだけれど、

それでも私は、もう一度ウーちゃんに、公園の原っぱで会いたいと、心のなかで願ってる。

 

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ウーちゃんの愛らしさは、ひとつのお話では書き切れない・・・

なごりを惜しんで、昔の話を読んだら、やっぱり胸が熱くなります。。。お時間のあるかたは、ぜひ。

45話)ウーちゃんは遊びたがり  →(46話)似たもの同士?  →(127話)公園の親善大使

 

 


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ぼへ猫通信(225) クロのお引っ越し [さよなら]

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今回は、ワルクロが居なくなって、ちょっと寂しい(?)ってお話。

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クロは、まるで飼い猫のように見えるけど、これまで、微妙なスタンスで暮らしてきた。

もともと、ウチの隣のマンションで飼われていた猫だけれど、3歳ぐらいのとき、
飼い主さんが引っ越して、不要なソファーやなんかといっしょに、置いていかれたのだ。
・・・ で、お家のない子になって、かわいそう、って言いたいところだけれど、 
それまでお出入り自由で暮らしてきたせいか、クロはぜ~んぜん平気なワケ (^^;)

アメショの血統をひく大きなカラダと、いじめっ子モード全開のオレさまぶりを発揮して、
ここらあたりでは「ワルクロ」と呼ばれ、ちょいと名の知れた存在に。。。
しかも、持ち前のルックスと、ちゃっかり甘え上手な性格をフル活用して、
ご近所のそこここのお宅でゴハンをいただく、それは気ままで優雅な暮らしぶりだった。

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たとえば、↑の写真は、ウチの玄関先でゴハンをねだるクロ。  どう見てもウチの子みたいじゃん (*_*)

そんな猫だったので、そのうち、「お家の子にしたい」という少女・Mちゃんが現れた。
Mちゃんはクロをとても可愛がって、首輪をつけたり、お家に連れて帰ったりするのだけれど、
血気盛んなクロは、どうしてもどうしても、お家の中に収まって暮らすことができない。
ワオーワオーと大騒ぎをして、結局、お外をぶらぶらと遊び回ってしまうのだった。

そんな暮らしが、4~5年は続いていた、と思う。
当時、小学生だったMちゃんは、中学を卒業して、この春からは、もう、女子高生だ。
そして、新しいお家に引っ越して、こんどこそ、ちゃんとクロを飼うのだという。
新居は、ご両親の離婚で、お父さんがMちゃんとクロと暮らすために用意されたものだそうだ。

・・・いままでの縄張りとぜんぜん違う環境に移る、という状況は、お出入り自由な猫を
完全な室内猫にしてしまう、ひとつの大きなチャンス、だと言われている。
Mちゃんといっしょに、ずっとクロを可愛がってこられたお父さんと、クロと・・・
新しい3人家族で、Mちゃんとクロの春が、はじまるんだね♪

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「置き去り」にされちゃうお引っ越しもあったけれど、
クロ・8歳にして、こんどは、「いっしょに暮らす」ためのお引っ越し・・・
ね、クロちゃん(^-^) ニンゲンもそんなに捨てたモンじゃないよね~ (^_-)

感謝のご報告♪


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ぼへ猫通信(217) マスクとの別れ [さよなら]

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今回は、姿が見えなくなって、もう1年過ぎた、マスクのお話。

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公園の猫との別れは、いつも、突然にやってくる。
そして、ほとんどの場合、いなくなった子の消息は、わからないままだ。

ほとんど毎日、必ず、朝のレストランに顔を見せていた三毛猫・マスクが、
ぷっつりと姿を消してしまったのは、もう、おととしの12月28日だったと思う。
いつも、他の猫たちと群れることなく、ちょっと離れたところで佇んでいたマスクが
ついに顔を出さなかった、その朝、私たちは「きっと、冬休みで温泉でも行ったんだよ」
なんて冗談を言って笑っていた。。。まさか、翌朝も、その次の朝も、年を越しても、
もう1つ次の年を迎えても、2度と会えなくなる、なんて想像もしていなかったから。

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マスクが姿を消して、1週間が過ぎたころ、私たちは、さすがに心配になった。
病気など抱えていそうもなかった元気なマスクが、突然来られなくなっているのは、
事故かケガで動けなくなって、どこかにうずくまっているのかもしれない。
・・・それでも、そんなふうに身を隠した猫など、私たちには見つけられっこないのだ。

マスクは、とても野性的な猫で、他の猫のように群れもせず、媚びるところがなかった。
敏捷で、するすると身軽に木に登り、高みから見下ろしていることが多かった。
顔が小さく、身体はきゅんと締まっていて、ほんとうに猫らしく美しい。

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マスクは、私の知らない、もう死んでしまった三毛の母猫から産まれて、
公園で育った子だと言うけれど、その独特の仮面をかぶったような黒のハチ割れや、
目もとの雰囲気や、ピンクの鼻先なんて見ていると、ウチのnoranにちょっと似ている。
わが家のそばで、生後1カ月半ぐらいで拾ったnoranが、もし捨て猫ではなく、
公園から迷いでてきたノラの子猫だったとしたら、マスクの姉妹なのではないかしら・・・
noranが、まるで山猫のようにかっこいいマスクの妹ならいいのに、と、
私は、マスクを見るたびに、思っていたけれど、ほんとうのことは誰にもわからない。

「さよなら」の記事は、なんだか書きにくい。。。
だって、ある日、まるで何事もなかったように、ひょいと戻ってくるかもしれないから。
マスクが、どこか別の餌場で、ひしめきあう猫たちを高みから見下ろしながら、
悠々と過ごしている姿を思い描きながら、この記事をおしまいにしよう。
さよなら、マスク。。。いつか、また公園で、会える日を待っているよ。

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ぼへ猫通信(203) チャイの行方 [さよなら]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
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今回は、チャイが、風に乗せた(かもしれない)さよならのお話。

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チャイは、おおよそ6年ぐらい前に、ここらあたりに捨てられた猫だ。
とてもとても臆病な子で、捨てられてから1年ほどは、ほんとうに苦労していて、
私が気づいた時は、ウチが借りている駐車場をウロウロとしていて、ガリガリに痩せていた。

ここらあたりは、ご存じの通りノラ猫が多く、猫が食いっぱぐれないでいられる場所も多い。
公園レストランにでも顔を出せば、飢え死にすることはないと思うのだけれど、
いかんせん、チャイは、臆病すぎた・・・ 人間よりも、猫が怖いのだ。
しかも、見知らぬ場所に捨て置かれたことで、そうとうなパニック状態である。
駐車場にキャットフードを持っていってやっても、隠れてしまって、出てこない。
しょうがないので隅っこに置いて様子を見るのだけれど、私が5mほども離れてやっても、
5分以上は食べにこられない。ヘタをすると、その間に、他のちゃっかり猫に横取りされる。
・・・そんな様子を知る誰もが、「あの子は長くは生きられない」と思ったものだった。

それでもチャイは、予想外にたくましく、すこしずつ環境になじんでいった。
あいかわらず猫は苦手だったけれど、優しく接してくれる人間なら信用してもよくて、
自分のためにゴハンをふるまってくれる、ということも悟ったらしい。
私は、よく駐車場にゴハンを持っていってやったが、1年がかりで、だんだん慣らして
4年ほど前からは、ベランダにゴハンを食べに、通ってこられるまでになっていた。

写真は、チャイが、好んで過ごしていた、お花屋さんのワゴン車の屋根。
どうやら、ご近所のワル猫どもに追い立てられた緊急避難として登っていたようだけれど、
そのうち、のんびりと過ごせるお気に入りの場所になったらしい。

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当初は駐車場から離れられずに暮らしていたのだけれど、ウチにゴハンを食べにくるように
なった頃から、チャイは、いろんな場所へも足を伸ばしはじめた。
臆病な猫の行動範囲としては、意外なほど遠くで見かけたことも、ある。
それでも、気持ちのいい春や秋は、駐車場で昼寝をしている姿をよく見かけたし、
わが家のベランダにも、ほぼ毎日、顔を見せた・・・ つい5カ月ほど前までは・・・

チャイが突然、ベランダに顔をださなくなったのは、5月の終わり頃だ。
まぁ、よそでもゴハンをもらっているようだし、3、4日姿が見えなくても、さほど心配ない。
でも、梅雨に入り、夏が来るようになっても、チャイの姿はどこにも見つからなかった。

そんな7月のある日、公園レストランの仲間が、通りすがりの男性と話をしたという。
猫好きらしく、目を細めながら、その男性は、こんなふうに言ったのだそうだ。
「いや~、ウチの庭にも茶トラのノラ猫がゴハンを食べに来るようになって、ね。
 だんだんなついて、可愛かったんだけど、車に轢かれて死んじゃったんですよね~」
・・・その話を聞いて、私は公園の茶トラを数えたが、居なくなった子はいない。
ここらあたりで居なくなった茶トラは、私の知る限りでは、チャイだけだ。

その男性のお宅がチャイが行きそうな場所なのか、そして、いつごろの話なのか・・・
なにも判然としない「風のうわさ」だけれど、私には、それがチャイのように思えてならない。
・・・いや、きっとチャイが、風に乗せて流した、さよならのメッセージなのだと思う。
私が、いついつまでも、チャイが隠れていそうな駐車場の隅っこや、空き地の茂みや、
材木置き場の裏側や、路地のすき間を、のぞいて歩いたりしないように。

世の中でいちばんの臆病猫だったチャイが、捨てられてから生き延びた6年間・・・
こんなふうに安らかに眠れる時間が、いっぱいあればよかったのだけれど。

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チャイのように、命を落としたかどうかわからないけれど、会えなくなった猫たちのために
新しく「さよなら」のカテゴリーをつくりました。。。でも、さよならだけでは寂しすぎる。
もうひとつ「おかえり」のカテゴリーもつくっておきましょう。「おかえり」のカテゴリーは
まだからっぽだけど、ひとつでも、ふたつでも、そんな記事が書ければ、いいな。


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ぼへ猫通信(180) 桜ト、トモニ・・・ [さよなら]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』はじめました!

今回は、桜の開花が、公園におだやかな春を運んでくれた、ってお話。

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1週間前の土曜日に“満開宣言”となった、公園の桜♪
早い開花で、すぐに散ってしまうのかと思ったけれど、あいまに冬の寒さが戻ったせいか、
たっぷり1週間! 花曇りの空のしたで、薄紅色のおだやかな眺めが楽しめましたよ(^-^)

桜の花の、やわらかなピンク色に包まれて、しばらく続いていた緊張ムードも、
ようやく、ほぐれはじめたみたい。。。猫たちも、のんびり、春を満喫しています。

で、今年のぼへ桜、やっぱりモデルさんは、おだんご君☆
おとぼけ顔も、ゆるめのボディも(^^;)、のんきな存在感も、まさしく春爛漫~♪

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イヤな事件は、もうおしまいになって、桜とともに平和が戻ってくれば、いいな。
そして、はらはらと散る花びらに見送られて、
おだんご君は、昨日、新しいお家に引き取られていきました。

公園は、ちょっとさびしくなるけれど、もう絶対に戻ってきちゃダメだよ(^_^)/~

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おまけの桜は・・・


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ぼへ猫通信(178) 首輪の理由 [さよなら]

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 ・・・ぼへの公園で、悲しい事件が起きている。

2月15日の朝と、16日の朝、つづけさまに2匹の猫が、突然、姿を消した。
どちらも、必ず毎朝やってくる子で、前日まで元気に顔を見せてくれていたはず。。。
それが、3日たっても1週間たっても姿を見せない・・・それは、ふつうではない行方不明に思えた。

それから2週間後の、3月1日の朝。ご近所の方が2人、相次いで、私たちにお話に来られた。
どちらの方も、公園で、捕獲器をもって「猫を捕まえようとしている男」を見た、という。
最初の方が目撃されたのは、2月27日の夜7時半過ぎ。次の方は、翌28日の夕方5時半ごろ。
お2人とも不審に思い、「なにをしているんですか?」などと声をかけたら、
男は、猫を捕まえるのを止めて、逃げるように去っていった、という。
詳しく話を聞いてみると、27日の不審者は「中年の男」で、28日は「若い男」だったそうだ。

 ・・・『誰が、いったい、なんの目的で?』

この公園に、私たちの知らないボランティアさんがやってくる可能性は、ほとんどない。
避妊や里親探しなどボランティア以外の目的で「猫を捕まえる」のは、虐待か売買だという。
そして、2日間にわたって目撃された不審者が、同じ男ではない、という点から、
ひとりの人間が「虐待目的」で捕獲しようとしているのではないように思える。

では「売買目的」なのだろうか?
『動物実験』のためにノラ猫が売買されている、というのは、ときどき耳にする話だ。
・・・そんなことを信じたくない私は、いままで、それは都市伝説のひとつだと思ってきた。
でも、こうした「不審者による捕獲」を目の当たりにしてみると、不景気がつづく世の中、
そんなことで小銭を得ようとする人間がいても、おかしくはないのかもしれない。
ネットで調べると、他の地域でも、2月の半ば頃から、猫の行方不明が起きていて、
猫で有名な江ノ島では30匹、藤沢周辺でも20匹ぐらい、いなくなっている、という。
・・・ちょうど、同じような時期。。。ぼへの公園も、狙われてしまったのだろうか?

今回、ぼへの公園からいなくなったのは、
バレンタインでしっぽのハート写真を撮らせてくれた「サビ猫・サッちゃん」と、
いつも公園レストランの先頭でうれしそうにゴハンを待っていた「ナツコさん」だ。
・・・もちろん、その2匹が捕獲された場面を誰も見ていないし、2匹が、今回の騒動の
犠牲になったと言い切ることはできないけれど、公園の平和が乱されていることは確か。。。

夜の公園に、こっそり捕獲器を仕掛けられてしまうと、猫の連れ去りを防ぐことはむずかしい。
それでも、私たちは、ほんの少しでも「連れ去り」を防ぎたくて、とりあえず、
人慣れしている猫たちには首輪をつけた。『猫の虐待を防ごう』という警告ポスターを貼った。
行けるときは夜の見回りをし、犬の散歩の方々にも呼びかけて警戒してもらうようにした。
それが抑止につながるのかどうかは分からないけれど、それ以来、行方不明の猫はでていない。


 ・・・悲しいお話になってしまった。

でも、こんなに殺伐として、やりきれない事件のなかにも、ひとつだけ救いがある。
それは、ご近所の方々が、猫を捕獲しようとしている不審者を撃退してくださったことだ。
お2人とも、「なにをしているんだ!」「猫を捕まえて、どうするつもりなの!」と、
男たちが捕獲をあきらめるまで声をかけ、見張っていてくださった。
そして、私たちにその話をしながら、いっしょに怒り、悲しんでくださった。
「あなたたちが、凍える日も、雨の日も、お正月も休まずに、
 猫たちの面倒を見ているのを知っているから、ほんとに許せないと思った」
・・・そんな言葉が、この悲しい出来事のなかで、とても温かな、なぐさめに、なる。

首輪をつけることができたのは、たった5匹。でも、その5つの首輪が、
「この子たちが、ご近所の人たちに愛されているメッセージ」になってくれればいいのだけれど。

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首輪をしているのは、おだんご(トップ写真)、さくら(左)、大ちゃん(右)

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ビーちゃん(左/行方不明のサビ猫・サッちゃんの妹です)、そして、サム(右)

・・・今朝も、みんな、元気な顔を見せてくれました。
私たちは、いま、毎日みんなが揃っているかどうか、どきどきしながら公園に行っています。
こんな記事をもう載せなくてもすむように、公園に平和が戻ることを願うばかりです。

 


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ぼへ猫通信(145) ラッキーの旅立ち [さよなら]

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今回は、知らないところへ旅立ってしまった、ラッキーのお話。

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公園猫との別れは、ときどき、不意打ちのように訪れる。

5月22日の朝、ラッキーは、まるで神隠しのように、とつぜん公園から消えてしまった。
・・・そして、そろそろ2カ月が経とうとするいまも、ラッキーの姿は、公園には、ない。

前日まで、ふだんどおり元気にゴハンを食べていたラッキーが姿を見せなかった、その朝。
公園のなかに暮らしている子なので、公園中を呼んで歩いたけれど、どこにも居ない。
ラッキーは、まるで仔犬のように、呼べば飛んでくる猫なのに。。。
どこ行っちゃったのかなぁ。。。明日は居るよ。。。しばらくは、毎日、そう思ってた。

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これが、もともと、この公園あたりで生まれ育った猫や、
よその餌場からぶらりとやってきた流れ猫なら、それほど心配もしないのだけれど、
ラッキーは、別の公園でウロウロしていたのを、みんなで、こちらに連れてきた猫である。
まだ、3歳に満たない、いっちょまえになりかけのハナタレ小僧。
どこで、どうしているのか。。。みんなが、気にしている。

ラッキーは、たぶん捨て猫で、だから毎朝、人と触れあうのが楽しそうだった。
公園でいちばんの若武者。 遊びっ気が多く、表情も豊かで、よく愛らしい笑顔を見せた。
ラッキーと会えなくなった公園は、ぽっかりと穴が開いたように寂しくて、
失ってしまったぬくもりと、存在感の大きさを、いまさらながらに気づかされている。

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・・・ラッキーは、どうして居なくなってしまったんだろう?
手がかりもなく、よくない可能性ばかりが頭をよぎるけれど、でも、そんな想像はもうやめにしよう。
ハナタレ小僧とはいえ、(そして去勢されているとはいえ)ラッキーは、健康優良な男の子。
世代交代を狙ってか、古株の猫たちにケンカを売るような気概も見せていた。

きっと、ラッキーは、オトコをみがく修行の旅にでたのだ。
いまごろは、よその餌場を渡り歩いて、べつの人たちに愛嬌をふりまいているかもしれない。
でも、私たちは、ラッキーに、これだけは、知っていて欲しい・・・
なにか困ったことがあったら、いつでも、この公園に戻っておいで。
いまも、そしてこれからも、みんなが、おまえの居場所を空けて、待っているから。

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