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ぼへ猫通信(355) さよならハート [さよなら]

毎朝、ウチの近所の公園に集まってくる
「ぼやぼやと、その日暮らしでへっちゃら」な猫たち。
公園暮らしを「ぼへぼへ」と楽しむ猫たちの生活を紹介したくて、
『ぼへ猫通信 』やってます!

今回は、会えなくなった公園の♡に、さよならを。

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背中に♡をのっけた女の子・シロッチは、2009年5月、3兄妹のひとりとして生まれた。

 

それは、みんなの避妊にとりかかった頃で、3兄妹は、公園で生まれた最後の子猫たち!

おヒゲのお母さんに守られて、ふさふさ長毛のフサッチと、片眼の弟クロッチと、

いっしょに元気に暮らしていたけれど、シロッチは、6歳になった頃から、

口内炎か歯肉炎か、口の中が痛くなる病になって、ゴハンをうまく食べられなくなった。

 

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その病は、父猫だと思われるアイゾウくんと同じ症状で、アイゾウくんは、

口が痛みはじめてから3年ほどで命を落とすことになったから、この子もどうだろう、と

心配していたのだけれど、シロッチは、痛みがひどい時期は食べられなくなるものの、

すこし痛みがやわらぐ時期は、一生懸命ゴハンを食べて、がんばっていたのだ。

 

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それでも「食べられない」という状況はキビしくて、シロッチの体力は

じわじわと落ちていったのだと思う。 ・・・それは、背中の♡のようすにも現れていた。

私は、しばしばシロッチの、キュートな背中の♡を撮ったけれど、病を患ってからは、

くっきり黒かった♡の輪郭もぼやけてしまって、痩せた背中が、しんみりと寂しい。

 

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シロッチの最後の♡を撮ったのは、昨年の9月2日。

去年の夏は毎日とても蒸し暑くて、人間にも猫にも、身体にこたえる気候だったと思う。

口の痛みもあって、食欲もなく、シロッチは、切なくなるほど痩せてしまった。

でも、どうしてやることもできない。。 この子は、触ることもできないからだ。。

 

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この写真を撮った2~3日後から、シロッチは、朝ゴハンに顔を見せなくなった。

私たちは毎日、シロッチが居そうな場所を呼んで歩いたけれど、それ以来ずっと姿を見ない。

・・・天に召されたかな、と思う。もしも、そうなら、もう痛みに苦しんだりはしてないね。

 

2度と会えないかな、と思ったのは、ちょうど秋のお彼岸の頃・・・ 呼んで歩いていた場所に、

ふと、白い彼岸花を見つけた。 ・・・なんだか、シロッチが、そこで咲いたような気がした。

今年も、また同じ場所に白い彼岸花が咲いたら、シロッチの行方を、尋ねてみようと思う。

 

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背中に♡のシロッチは、毎年、バレンタインデーの主役になってくれた子。ほんとうはバレンタインに「さよなら」を

言ってやりたかったのだけれど、今年はちょっと忙しくて、シロッチのためにお話を書く余裕がなかったのです。

だから、ホワイトデーの前に、ちょっと切ない♡のお話。。大切な誰かを愛おしく想う日になりますように。

 

 


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